「オルカンとS&P500、結局どっちがいい?」
インデックス投資を始めようとすると、かなりの確率でぶつかるテーマだと思います。
私も2021〜2023年くらいに、かなり調べました。
当時はRSUで持っていた株をインデックス投資へ移したり、子どもの教育資金の投資先を考えたりしていた時期です。
それなりの金額を投資するので、まあまあ真剣でした。
そして動画や記事をかなり見た結果、私がたどり着いた結論がこちらです。
「いや、どっちも買えばええやん」
実際に我が家では、オルカンとS&P500の両方を買っています。
しかも数年持ってみると、面白いことも分かってきました。
子どもの口座ではS&P500が勝っている。
一方、新NISAではオルカンが勝っている。
この記事では、オルカンとS&P500の基本的な違いを簡単に整理したうえで、実際に両方持っている我が家の数字と、私なりの「迷ったときの考え方」を紹介します。
オルカンとS&P500の違いをざっくり比較
まず、基本的な違いだけ整理します。
ここでは代表例として、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をイメージしています。
オルカンは、日本を含む先進国・新興国の株式に幅広く投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指す商品です。
一方、S&P500型の商品は、米国を代表する大型株を中心としたS&P500指数への連動を目指します。
| オルカン | S&P500 | |
|---|---|---|
| 投資地域 | 全世界 | 米国 |
| 特徴 | 世界全体に分散 | 米国に集中 |
| 考え方 | 将来の勝ち組を決めない | 米国の成長を重視 |
| 向いている人 | 世界全体を持ちたい人 | 米国をより重視したい人 |
どちらも人気の高いインデックスファンドです。実際、「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2024」では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が総合1位、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が2位でした。
ここまでは、検索すればいくらでも出てくる話です。
問題は、
「じゃあ、自分はどっちを買えばいいの?」
ですよね。
「オルカンか、S&P500か」をかなり調べた
2021〜2023年くらい、投資系の動画や記事では、
オルカンか、S&P500か。
という比較を本当によく見かけました。
S&P500派の主張は分かりやすいです。
過去のリターンでは米国株が強かった。
さらに、
「オルカンも結局、アメリカの比率が大きいじゃないか」
という話もあります。
それなら、これまで強かった米国に集中した方がいい。
なるほど。
一方、オルカン派の考え方も分かります。
アメリカがこれからもずっと勝ち続けるとは限らない。
世界全体を持っておけば、将来強くなる国や地域が変わっても、自分で予想して乗り換える必要がない。
未来が分からないからこそ、世界に分散しておく。
これも、なるほどです。
当時の私は実際にそれなりの金額の投資先を決める必要があったので、動画や記事をかなり見ました。
でも、見れば見るほど、
「どっちも理屈は分かるな」
と思うようになりました。
そしてもう一つ。
「なんで0か100かで議論してるんだろ?」
とも思いました。
オルカン派か。
S&P500派か。
別に、どちらかの陣営に入らなくてもいい。
そう思ってから、この議論を少し離れたところから楽しめるようになりました。
ということで、我が家は両方買った
未来のことは分かりません。
アメリカがこのまま強いかもしれないし、別の国や地域が伸びるかもしれない。
だったら、
両方持っておけばいい。
我が家では、
私の口座はオルカン。妻の口座はS&P500。
さらに、子どものジュニアNISAでも両方をほぼ同額買いました。
何か壮大なポートフォリオ理論に基づいて分けたわけではありません。
どっちが勝つか、あとで答え合わせできたら面白い。
そのくらいの感覚です。
ここは結構、自分の投資スタイルを表していると思っています。
未来を完璧に当てようとするより、どちらになっても困らないようにしておく。
そして、投資そのものには時間をかけすぎない。
私にとっては、その方が楽です。
実際に比べたら、子どもの口座ではS&P500の勝ち
子どものジュニアNISAでは、オルカンとS&P500を両方持っています。
現在の評価損益は、
オルカン:+123.94%
S&P500:+129.16%
差は約5.2ポイント。
今のところ、S&P500の勝ちです。
でも、数字を見たときの私の感想は、
「やっぱりS&P500が正解だった!」
ではありませんでした。
むしろ、
「あれだけ議論してたけど、そんな差ないやん」
でした。
もちろん、この先は分かりません。
10年後には大きな差になっている可能性もあります。
ただ、少なくとも自分で両方持って比べてみると、ネット上で見ていた「どちらが正解か」という議論とは少し違う景色に見えました。
新NISAでは、逆にオルカンの勝ち
もう一つ比較できます。
新NISAが始まったとき、夫婦でそれぞれ240万円を一括投資しました。
私はオルカン。
妻はS&P500。
購入日は数日違う程度です。
現在の評価損益は、
私:オルカン +74.41%
妻:S&P500 +68.80%
今度は、オルカンが約5.6ポイント上回っています。
子どもの口座ではS&P500。
新NISAではオルカン。
もちろん購入日などの条件は完全に同じではないので、厳密な比較実験ではありません。
それでも、
切り取る期間が変われば、勝っている方も変わる。
実際に両方持っていると、それがよく分かります。
オルカンとS&P500、結局どっちを選べばいい?
ここからが、ブログとして一番伝えたいところです。
私なら、まずこう考えます。
世界全体に任せたいなら、オルカン
「どの国が今後伸びるか分からないし、自分で予想したくない」
という人なら、オルカンは非常に分かりやすい選択肢です。
世界全体を持つ。
強い国が変わっても、自分で乗り換えない。
私はこの考え方が好きです。
米国の成長をより強く信じるなら、S&P500
「これからも米国企業の競争力は高いと思う」
という考えなら、S&P500も自然です。
世界分散より米国への投資比率を高めることで、米国株が強い局面ではその恩恵をより大きく受けられます。
もちろん逆もあります。
だからこそ、「過去に強かったから」だけではなく、
これから先も米国に集中したいと思えるか
で考えた方がいいと思っています。
それでも決められないなら、両方でもいい
そして、これが私の選択です。
調べても調べても決められない。
どちらの考えにも納得できる。
だったら、
両方でもいい。
ただし、ここは少し注意が必要です。
オルカンの中にも米国株は含まれているので、オルカンとS&P500を両方持つことは、「完全に別々のものへ分散する」という意味ではありません。
S&P500を追加することで、実質的には米国への投資比率を高めることになります。
それを理解したうえで、
「私は世界全体も持ちたい。でも米国も少し厚めに持ちたい」
ということなら、両方持つのも一つの方法です。
我が家の場合は、さらにシンプルで、
家族全体として両方持っておけばいい
という考え方です。
私が重視したのは「どちらが勝つか」より、投資に時間を使いすぎないこと
投資商品を選ぶとき、つい正解を探したくなります。
私もかなり調べました。
でも途中から、
「この比較に、あと何時間使うんだ?」
と思うようになりました。
オルカンもS&P500も、自分が納得できる投資対象だった。
だったら、将来どちらが数%上回るかを当てるために、人生の時間を使い続ける必要はない。
そう考えました。
投資は、人生を豊かにするための手段です。
投資の勉強そのものが趣味なら、それも楽しいと思います。
でも私は、投資以外にもやりたいことがあります。
走りたい。
家族と過ごしたい。
仕事もある。
ブログも書きたい。
だから、ある程度納得できるところまで調べたら、
「あとは市場に任せる」
くらいが自分には合っています。
「どっちがいい?」で迷ったとき、私は3つで判断する
オルカンとS&P500に限らず、投資ではこれからも、
「AとB、どっちがいい?」
という場面が出てくると思います。
そんなとき、今の私は次の3つで考えます。
1.中身を理解して、どちらにも納得できるか
何に投資している商品なのか。
どんなリスクがあるのか。
そこは最低限確認します。
2.違いが、自分にとって本当に重要か
期待リターンのわずかな違いを追うために、何時間も比較する必要があるのか。
自分にとって重要でなければ、そこで考えるのをやめます。
3.迷うなら、0か100かにしなくてもいい
どちらか一方しか買えないわけではありません。
比率を分ける。
家族で分ける。
少額ずつ持ってみる。
そういう方法もあります。
投資に限らず、
「どちらか一つに決めなければならない」
と思い込まないことは、意外と大事だと思っています。
オルカン vs S&P500。今も答えは「どっちでもええやん」
子どもの口座では、今のところS&P500が勝っています。
新NISAでは、オルカンが勝っています。
この結果を見ても、私の結論は変わりません。
オルカン vs S&P500?
どっちでもええやん。
もちろん、本当に何でもいいという意味ではありません。
中身を理解する。
自分が納得できる商品を選ぶ。
リスクを取れる範囲で投資する。
そこまでは大切です。
でも、そこまで絞り込めたあとに、
「最後の数%の正解」を探し続けなくてもいい。
どちらが勝ってもいい。
両方それなりに増えてくれれば、それで十分。
迷ったら両方持って、
「今回はこっちだったね」
とあとから答え合わせを楽しむ。
投資商品選びに、人生の時間を使いすぎない。
これが、今の私の「ゆる投資」です。
※この記事は私自身の投資経験や考え方を紹介するもので、特定の商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度に合わせて行ってください。
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※この記事は、noteに書いた実体験をもとに、比較や選び方を加えて再構成しました。noteではもう少しエッセイ寄りに書いています。

